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2017年7月1日土曜日

「無意味な」改憲論争は直ちに、永久に止めよ



  これまでも、女性宮家論争に触れ、日本における「政治なるもの」の生産性の低さ、と言いますか、空回り状態を指摘してきました。女性宮家問題については愛国的市民の一人として、黙っていられない気分ですので、追ってまた記事を書きたいと思っています。

  一方、空回りっぷりの最も著しいトピックの一つである「改憲」について気になっており、今回はこれについて書きたいと思います。


安倍総理の2020年改憲案

  既に広く知られるように、安倍総理は今年5月3日、「2020年の改憲」を目指すことを表明しました。また、「憲法9条の1項と2項は残した上で、自衛隊の存在を明記する条文を加える考え」を示しました。


  つまり、あれもこれも変えるというより、九条を中心に改憲をするというわけです。私はこの考えに大賛成です。憲法は国民のものですから、国民の大多数が改憲議論に参加しなければなりません。その際、「憲法のあそこもここも変えたいですぅ」なんて提案されても、多くの国民がついていけません。忙しい仕事だったり、子育てだったりをしながら、憲法改正を考えていかなければならないのですから、あれもこれもではなく、フォーカスを定める必要があります。また改憲の焦点は九条であると多くの国民が理解しています。九条に限った改憲をまず考えるというのは全く妥当なことです。

  ただし、細かいことを言えば、首相は「教育無償化」も改憲に盛り込もうと考えているようです。これは絶対にやめた方がいい。そもそも教育無償化は財源をどうするのか、つまり実現に向けて誰がどういう負担を負うのかがカギです。憲法に盛り込むような性質の問題とは思えません。


ところで憲法九条とはWikipedia

第1項
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

第2項
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、
これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


です。つまり、安倍総理の案ですと、

第1項
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

第2項
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、
これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

第3項
内閣総理大臣を最高指揮官とする自衛隊を保持する。


という感じになります。第2項と第3項を比較しますと「自衛隊とは何なのか?」と疑問が湧いてきます。


  この疑問とそっくりな疑問がまさに現在も存在しています。つまり、「憲法九条 第2項」の存在と自衛隊の存在は矛盾してるんじゃないかというものです。誰が見ても矛盾してますよね。そこを「解釈改憲」という分かりにくい方法でお茶を濁しているのが現状です。

  しかし、解釈改憲に留めておくと「自衛隊=違憲」という考え方がいつまでも打ち消せないため、憲法条文に「自衛隊を明記する」というのが安倍総理案というわけです。でもそんなことしたところで、依然として明文化された第2項と第3項が矛盾するわけで、「憲法の出来の悪さ」が際立ってしまうだけのことです。


  まるで視野の狭いモグラたたきですよね。こんな「無意味な」改憲論争は直ちに止めるべきで、永久にやってはいけませんよね。





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