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2017年6月4日日曜日

好感度とは無縁なトランプ政権は間もなく終焉を迎えるのか?



  トランプ氏が大統領候補として登場した当初、誰もが泡沫候補として彼を見ていました。尊敬を集めるというより、むしろ逆の感情を抱かせるそのキャラクターですから、1年後には誰の記憶からも消え失せる人物と見られていました。ところが、その彼は世界で最も大きな影響力を持つ地位にいます。世界中がそのことを不快に感じています。我々はいったいいつまでトランプと付き合わなければならないのでしょうか?

  ほんの一瞬ですが、大統領就任直後の時期、「これまでにない大きな仕事をする大統領」との期待を集めた時期があったような気もしますが、いまやコアなトランプマニア以外にそんな妄想を持つものはいないでしょう。とにかく早く消えてほしい、と世界は願っています。

  これほどの嫌われ者が、世界で最も名誉があり、影響力のある地位にいる。しかもその地位とは米国大統領という、世界最先端の技術を有し、最も豊かな経済大国で民主主義国家であるアメリカで、その国民による民主的選挙によって選ばれたわけです。改めて信じがたい事実ですが、いざ大統領になって「ダメ大統領」であることが判明したとき、アメリカという国は彼をどう扱うのでしょうか?


  もちろん、現在進行中のロシアゲート疑惑次第では弾劾を経て、大統領職を追われる可能性はあります。ここでは弾劾の話は横において置き、「米国大統領の能力と地位の維持」に焦点を当てます。

  下のチャートはクリントン政権以降の米大統領支持率の推移を表しています。大統領支持率の尺度は右軸で表示しています。なんらかの相互影響も考えられますので、念のため(指数化したもの:以前の記事で作成したものです)株価推移も並べて表示しており、こちらの尺度が左軸になります。(但し、今回記事では株価との関連は考察しません。)


大統領支持率情報ソース:米世論調査会社GALLUPhttp://www.gallup.com/



  チャートで見られるように、トランプ氏の大統領支持率は概ね40%前後です(米国GALLUP社調査による)。我々の印象「トンデモナイ大統領」が支持率40%で、これは史上最低なのか?というと、意外なことにそうでもないことが分かります。

  オバマ政権時にも、支持率40%程度の時期がありましたし、ビル・クリントン政権初期にも40%水準の時期がありました。そしてブッシュJr.政権時には40%を大きく下回る時期がなんと数年間にも渡っています。

  ブッシュJr.はイラクが大量破壊兵器を保有する「悪の枢軸」と批判し、米国民を説得し続け、イラクに先制攻撃を実施、イラク戦争を開戦しました。しかしその後、開戦理由となった大量破壊兵器は見つかっておらず、全く的外れなものとなりました。

  この戦争により、イラク側はもちろんですが、米兵や多国籍軍側にも多数の犠牲者が発生しています。全く意味のない戦争に膨大な数の命が奪われたわけで、米国内でもブッシュJr.は厳しく批判され、そのたびにブッシュJr,は深くうなだれるばかりだったわけで、それが数年にも渡ったわけです。

  ここで驚くべきは、ここまで酷い状態、低支持率ですら、米国大統領が職を追われないという事実です。イラク戦争後のブッシュJr. に較べれば、現在のトランプ大統領はずいぶんとマシなわけで、「不人気だから」「品格が無いから」「能力が無いから」程度じゃ、解任されないわけです。

  というわけで、トランプがもたらす憂鬱に世界はしばらく辛抱するしかなさそうです。日米同盟に縛られた日本に至っては、ドイツのように「距離を置く」という選択肢もありません。大統領がどんなに無能でも米国の友人でい続けなければならないわけです。

  にも拘わらず、「日米同盟と距離を置くために、憲法を改正しましょう」とは誰も言いませんね。とても不思議です。





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