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2017年5月20日土曜日

皇位継承問題:女系天皇を誰が問題にするのか?

  眞子さまご婚約とのことです。おめでとうございます。トランプとも投資とも関係ありませんが、眞子さま繋がりの記事を書きます。

  眞子さまのご婚約、これは紛れもなく明るいニュースです。しかし、一方で眞子さまが皇室を去られる寂しさが感じられると同時に、皇位継承問題を発端に起きた女性皇族を巡る制度見直しがどうなったのか、とリマインドされました。というのもBBCの報道に「shrinking royal line」とあったからです。


  そこで、皇位継承問題について過去の朝生をyoutubeでザッピングしたり、wikipediaを斜め読みしたりして整理してみました。以下は私のサマリです。

皇位継承問題

(1) 2006年 悠仁親王誕生によって、いったん落ち着きはしたものの、依然として皇位継承資格者の不足という問題は残っている

(2) 皇位継承資格者の不足の解決策として、女系天皇容認論があるが、前例がないため、旧皇族の皇籍復帰によって男系継承を維持すべきとする主張があり、対立している


  ちなみに、歴史上「女性天皇」は8人存在します。「女系天皇」とは母のみが皇族である天皇を指す言葉です。

  女系天皇を容認すると何が起きるんだろうと考えますと、一般男性であっても、皇族女性と結婚し、子をもうけることで自分の子を天皇にする、ということが可能になるわけです。このような願望を持つ男子は少ないと思われますが、あり得る話でもあり、漠然とはしますが懸念を呼び、女系天皇に反対する意見も分からなくもないです。

  一方、男系継承の維持を前提にしますと、皇位継承資格者の不足対策として、「旧皇族の皇籍復帰」が唯一の選択肢と思われます。

  ここで、そもそも天皇とは何か、を思い出してみましょう。天皇とは、「日本国および日本国民統合の象徴」です。天皇が「日本国および日本国民統合の象徴」であると誰が認識するのかというと言うまでもなく、日本国民の「多数」です。国民がそう認識する要件を考えますと、

(a) 天皇(又は皇位継承者)に好感(親しみ・尊敬)を持っている
(b) (a)の好感は長年に渡って構築されたものであり、揺るぎなく安定している
(c) 皇位継承者は長年に渡って、未来の天皇候補として期待され、認識されている

が挙げられます。日本国民の多数にとって、皇位継承者が男系とか女系とか全く関係ありません。女系天皇を問題にするのは極めて少数に限られます。世界中探して、数十人程度でしょうか。日本国民の多数にとって、上記(a)(b)(c)のほうがはるかに重要です。

  もう少し具体的なシーンを想像してみましょう。

  まずは、男系継承維持シナリオです。現状では、悠仁さまの子の代は全く見えていません。数十年先の話ですが、旧皇族の皇籍復帰による皇位継承の選択が不可避になる可能性があります。

  旧皇族の方ってご存知ですか?誰も知りませんよね。つまり国民の多くにとって見ず知らずの男性が、ある日突然「皇族の遺伝子を有している」という理由で皇位につくわけです。「皇族の遺伝子を有している」ことを根拠に「日本国および日本国民統合の象徴」になるわけです。笑い話にしかなりませんよね。()

  一方、女系天皇を容認する考えかたで、仮にホットな話題の眞子さまが数年後にお子さまをもうけ、そのお子さまが皇位を継承するパターンを想像してみましょう。女系天皇を容認するわけですから、当然眞子さまは皇族に残られます。

  眞子さまは皇族の一員として公務を続けられ、そのご家族の状況や皇位継承候補となるお子さまの成長も国民が見守ってゆきます。そして、お子さまが皇位継承することになったとして、上記(a)(b)(c)の要件を満たすことは十分考えられます。

  つまり、天皇が「日本国および日本国民統合の象徴」であるために、少なくとも国民の多くが皇族と認識されてる範囲からの繋がりで皇位継承が果たされなければならない、ということです。

  以上、素人による極めて簡単な考察とシュミレーションですが、「旧皇族の皇籍復帰による皇位継承」の馬鹿らしさがはっきり分かります。男系天皇へのこだわりは、「天皇日本国および日本国民統合の象徴」という本質、肝心かなめを無視した的外れな主張であるということです。


  専門家が緻密で細かな議論を積み重ねることで、思考の迷路に入り込み、本質を見失い、とんでもない結論を産むことは、ままあることですが、本件はその典型例です。

  また、専門家が緻密で詳細で複雑な主張を展開するとき、素人は違和感を持っても、圧倒され反論する気力さえ失い、最悪の場合、考えをうのみしてしまいます。これは例えば自分のお金をリスク商品で運用する際、極めて危険ですし、思考を放棄するという「人としての基本」を失ってしまいます。

  素人は知識量こそ少ないですが、肝心なことは知っています。今回の例では「天皇は日本国および日本国民統合の象徴」という本質です。男系維持を主張する専門家が遺伝子がどうとか言っても、ひるまず、飲み込まれず、納得できなければ疑問をぶつけ、納得のいく回答が得られないなら、「納得できない」でいいんです。「自分の頭で考える」「納得できないことは拒否する」ことこそが大切です。


ところで、下のリンクをクリックいただけますと幸いです。


富士山周辺の綺麗な湧き水の池で撮れた写真です。


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