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2017年4月29日土曜日

北朝鮮とルペンリスク


  フランス大統領選において、極右ルペンの当選→フランスのEU脱退→EU崩壊が懸念されましたが、中道でEU支持のマクロン氏が当選の見通しです。また、同時進行していた北朝鮮・米国間衝突懸念も、特に心配されていた4月25日を過ぎ、世界が安堵しています。


  このところ低迷していた株価も懸念縮小とともに急回復を見せています。下のチャートは、ダウ平均と日経平均の推移、またgoogle trendにみる「北朝鮮」・「ルペン」注目度推移と並べて見たものです。


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  フランス大統領選というより、北朝鮮が株価の重しになっていたことが見て取れます。興味深いことに、その影響は、米株より、はるかに日本株に出ています。というより、米株への影響は無かったようにすら見えます。


  つまり世界は『北朝鮮問題は米国経済にとって大きな懸念ではない』、一方、『日本への影響は重大』と見ているということです。


  この感覚、日本人一般と一致してますかね?


  「北朝鮮は米国との直接対話」を望んでいます。一方、米国は対話をを拒否し、「軍事対決」をちらつかせています。つまり、本件を左右するのは、北朝鮮と米国であり、「日本は傍観者」の立場に立たされているわけです。

  このことが、日本国民あるいは日本政府の当事者意識や危機感を鈍らせているように、私には思えるのです。つまり、


  アメリカが日本を守ってくれるから大丈夫!


という感覚です。(笑) まさに、先日の記事「アメリカが日本を守ってくれるから超安心(笑)」そのものです。


  一方、明らかに、本件に重大な影響を受けるのは日本です。にも拘わらず、大きな影響を受けるわけでもない米国に、いわば「お任せ」しているわけです。それで平気でいられる心理の背景には「アメリカが日本を守ってくれるから超安心(笑)」があるんじゃないでしょうか?アーサー・ビナード氏の指摘を受けるまでもなく、「米兵が、命を捨ててまでも日本を守るわけがない」にも拘わらず。(笑)


  改めて日本の政治小国ぶり、日本人の平和ボケぶりを痛感させられます。まあ、軍事行動に憲法の縛りがあること、核を保有しないことを考えれば、やむを得ないと言えばそれまでですが。


  しかし、よく考えてみますと、「政治家の知恵・能力」という面でも日本は劣っているのではないでしょうか?少なくとも、過去に太平洋戦争をやらかしてしまった日本政治に対する国民の信頼感も薄くないでしょうか?仮に、本件の収拾を米国トランプ政権ではなく、安倍政権に任せるとしたらどうでしょう?私なら「大丈夫な?」と大いに心配になると思います。(笑)


  ところで、現時点で北朝鮮は核弾頭付きのミサイルを飛ばす技術は無いらしいですね。いずれ核ミサイルをバンバン飛ばせるようになるでしょうから、叩くなら今なんじゃないか、という気もしますが、結果としてサリンガスをばらまかれるのも困るし。北朝鮮問題をどうするのが良いのか、と考えてみたいので、追って別の記事を書きたいと思います。


  話を株価影響に戻します。このたびの北朝鮮・ルペン騒動の株価影響は長期のスパンで見ると決して大きなものではありません。下のチャートは長いスパンで米ダウ平均と日記平均推移を見たもので、赤枠で囲った期間が上図の範囲です。特別大きな凹みではないことが分かるかと思います。


  ここ数週間、日本国民も「サリンが降ってくるんじゃないか?」と不安でしたが、株価影響はこんなものです。(笑) 裏返すと、「北朝鮮も米国も動くに動けない状況」と世界中の投資家が読んでいたということでしょう。心配でたまらなくなったら、株価の動きを見ると少しは気休めになるかもしれませんね。(笑)


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  一方、EU崩壊懸念は解消に向かってると思います。これは大いにグッドニュースです。EUが崩壊してトランプの存在がますます幅を利かし、トランプ・ルペン連合なんてものができた日には不安でたまりません。9月には、ドイツで選挙がありますが、ドイツはEUの最大受益者ですから波乱は起きないでしょう。


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春は良いですね。

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